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【2人用BL/長編・約10分】甘美なる咎人の契約。血の対価は、永遠の服従「……もっと奥まで、牙を立てて」【吸血鬼/ダークファンタジー/共依存】

こんにちは、コエバコ管理人の伊織です。
今回はダミーヘッドマイクを使ったASMR配信や色気のある掛け合いをたっぷり楽しみたいお二人にぴったりの、ダークファンタジーBL台本をお届けします。
テーマは「究極の下克上と共依存」。圧倒的な強者だったはずの吸血鬼がたった一口の血で理性を壊され、人間にすがりつく…そんなゾクゾクするような主従逆転の10分間です。
吐息やリップ音を存分に生かして、リスナーさんを深淵な世界へ引き込んでくださいね!

目次

作品情報

  • 人数:2人(男性陣向け・BL)
  • 時間:約10分
  • ジャンル:ファンタジー・時代劇(ダークファンタジー)
  • あらすじ:孤独な吸血鬼の館へ、自ら生贄として赴いた青年。吸血鬼は彼を哀れみ優しく血を啜るが、青年の血には吸血鬼の理性を狂わせる甘い「毒」が潜んでいた。血の渇きに支配され、強者と弱者の立場は完全に逆転していく――。

登場人物

  • ヴァン:数百年を生きる気高き吸血鬼。基本的に人間を見下しているが、無駄な殺生は好まない。余裕のある冷徹な態度だが、一度「血の虜」になると……。
  • ルカ:生贄として館を訪れた人間の青年。最初は大人しく従順に見えるが、実は自らの血に特殊な毒(呪い)を宿している。冷酷でサディスティックな本性を隠し持っている。

本編

(重厚な扉が開く音)

ヴァン
「……また村の者たちが、愚かな供物を寄越したか。
入れ。そんなところで震えていても、夜風が冷たいだけだろう」

ルカ
「……失礼します」

(足音。ルカがゆっくりと近づく)

ヴァン
「名はなんと言う」

ルカ
「ルカ、です」

ヴァン
「そうか、ルカ。お前のような細い体が、私の渇きをどれだけ満たせるかは分からんが……安心しろ。私は無駄にいたぶる趣味はない。
痛みを感じる暇もなく、眠るように終わらせてやろう。……さあ、こちらへ」

(衣擦れの音)

ルカ
「……はい」

ヴァン
「(少し意外そうに)……泣き叫びもしないか。絶望したか、それとも狂ったか。
まあいい。その綺麗な首筋を、少し傾けてくれ。……そうだ」

(ヴァン、ルカの首筋に顔を近づける。静かな吐息)

ヴァン
「……ふっ……恐怖で脈が跳ねているな。可愛いものだ。
では、いただくとするよ。……(小さく息を吸い込む音)」

(吸血音。ちゅっ、んっ……こくっ、こくっ……という生々しい音を長めに)

ヴァン
「……ん……っ、こく……。
(内心の独白のように)……なんだ、これは。ひどく、甘い。
今まで啜ってきたどの人間の血とも違う。舌の根から脳の髄まで、一瞬で痺れるような……っ!?」

(ヴァン、勢いよく口を離す)

ヴァン
「はあっ……! げほっ、かはっ……!」

ルカ
「……どうしました? ヴァン様」

ヴァン
「(荒い息)お、お前……っ、血に……何を、混ぜた……?
体が、熱い……っ! 喉が、焼けるように……!」

ルカ
「(口調が変わり、冷たく妖艶に)……何も混ぜてなんかいないですよ。
ただ、俺は生まれつき、あなた方『吸血鬼』にとっての……極上の麻薬みたいな血を持って生まれただけです。
一度でも味わえば、二度と他の血じゃ満足できなくなるほどの、ね」

ヴァン
「なっ……謀ったな、人間……っ!
きさま……ただで済むと……っ!(ルカに飛びかかろうとするが、足元がよろける)
……くっ!? 力が入らな……い……?」

ルカ
「(低く、耳元で囁くように)動かない方がいいですよ。
今、あなたの体中の血管を、俺の血が巡ってる。どうです? 頭の奥が真っ白になって、俺のことで頭がいっぱいになってきたんじゃないですか?」

ヴァン
「だま……れっ……! はあっ、はあっ……!
う、あぁっ……喉が……っ、干からびる……っ。
血……血を……ッ!」

ルカ
「さっきまでの余裕はどうしたんですか?
『痛みを感じる暇もなく終わらせてやる』って、偉そうに見下ろしていたのに。
今のあなた……まるで、餌を欲しがる哀れな獣ですね」

ヴァン
「う、うるさいッ! よこせ……お前の、その血を……!
さっきの、あの甘い……っ、頼む……ひと口だけでいい……ッ!」

(ヴァン、床に這いつくばりながらルカの足元にしがみつく)

ヴァン
「(すがりつくように)る、ルカ……っ!
頼む……狂いそうだ……っ。血を、私に……っ!」

ルカ
「(冷たく見下ろして)……ひと口? 本気でそんなこと思ってます?
ひと口飲めば、全部飲み干したくなる。俺の血がなきゃ、あなたはもう生きていけない体になったんですよ」

ヴァン
「あ、ああ……っ、そうだ、それでもいい……!
だから、お願いだ……っ! もう一度、その首筋に……!」

ルカ
「……欲しがりますね。いいでしょう、与えてあげますよ」

ヴァン
「(安堵と歓喜)ああっ……!」

ルカ
「ただし。
俺の血が欲しいなら……今日から、俺の『犬』になりなさい」

ヴァン
「……な……っ?」

ルカ
「何百年も生きてきた誇り高き吸血鬼様が、人間の犬になるんです。
俺の命令には絶対服従。俺が許す時だけ、俺の血を舐めることを許可してあげる。
……どうします? 嫌なら、そこで永遠に渇きに苦しみながら干からびるのも自由ですよ」

ヴァン
「……そ、そんなこと……私に、プライドを捨てろと……っ!
はあっ、はあっ……いやだ、私は……誇り高き……っ、あぁッ、でも……!
喉が……っ、体が……お前を、求めて……ッ!」

ルカ
「(優しく、だが残酷に)無理しなくていいんですよ。
ほら……ここです。俺の手首。さっきよりもっと甘い匂いがするでしょう?」

(ルカ、ヴァンの鼻先に手首を突き出す。衣擦れ)

ヴァン
「(荒い呼吸、匂いを嗅ぐように)すぅっ……!
あ、あぁ……っ、ルカ……ルカの血……っ!」

ルカ
「さあ、誓いなさい。
俺を主(あるじ)と呼び、永遠の服従を。
それができたら……思い切り、噛みついていいですよ」

ヴァン
「(葛藤しながらも、欲望に負ける)……う、あ……っ。
……主……様……っ」

ルカ
「(満足げに)よくできました。
……いいですよ。舐めなさい」

(ヴァンが貪るように血を吸う音。ちゅっ、れろっ、んっ、はあ……っ)

ヴァン
「(涙声のように)んっ……んくっ……あぁ……っ!
甘い……熱い……っ、あぁ、ルカ様……っ!」

ルカ
「(優しく頭を撫でるように)ふふ、汚い飲み方……でも、可愛いですよ。
……もっと奥まで、牙を立てて。俺の血で、あなたのすべてをぐちゃぐちゃにしてあげますから。
もう二度と、俺から離れられないように……ね」

ヴァン
「はあっ、ああっ……はい……っ! ルカ様、ルカ様……っ!」

(重厚な扉が、ゆっくりと閉まる音)


管理人のワンポイントアドバイス

お疲れ様でした!いやあ……最高の下克上でしたね。
台本を読みながら、お二人の息遣いが聞こえてきそうでドキドキしました!
この台本をより魅力的に演じるためのポイントをお伝えしますね。

ヴァン役の方へ
前半と後半の「落差」があなたの腕の見せ所です!
最初は何百年も生きているからこその「気だるげで上品な余裕」をたっぷりと。
しかし血を飲んだ瞬間から、その余裕を完全にぶっ壊してください。
後半はプライドと本能の間で葛藤する息遣い、そして最終的に理性が飛んで「ルカしか見えない」状態になる過程を掠れた声や切羽詰まった吐息で表現すると、よりエロスが際立ちますよ!

ルカ役の方へ
あなたは「最強の捕食者」です。
序盤の生贄としての怯えた(ように見せかけた)態度は、マイクから少し距離を取るか、声を潜めて。
そして本性を現す中盤からは声のトーンを一段階下げて、マイクに極限まで近づいて囁くように演じてみてください。
ヴァンが足元で苦しんでいる時も決して声を荒らげず、余裕たっぷりの「冷酷な笑み」を含んだ声で支配するんです。
Sっ気を存分に出していきましょう!

★ここがポイント!
この作品の肝は「血を吸う音」とその後の「間の取り方」です!
ヴァンが最初に血を吸うシーン(承の部分)は長めにたっぷり尺を取ってください。
吸っている最中に「んっ…」と違和感に気づくような吐息を混ぜると、その後のパニックがよりリアルになります。
ダミーヘッドマイクを使えるならルカはヴァンの耳元を徹底的に責めて、ヴァンはマイクの下の方からすがりつくような位置関係を意識すると、空間の立体感が出て最高ですよ!


利用規約

  • この台本は、YouTube、配信アプリ(Spoon/IRIAM等)、音声投稿サイト等で無料でご自由にお使いいただけます。
  • 使用時のご連絡は不要ですが、概要欄などに「サイト名:コエバコ」と記載していただけると嬉しいです。
  • 商用利用、改変(性別の変更、語尾の調整など)もOKですが、自作発言はお控えください。

他にもファンタジー・時代劇系の台本をお探しの方はぜひこちらもチェックしてみてください!

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管理人からのお知らせ

いつもコエバコの台本を使っていただき、本当にありがとうございます!この度、リクエストの受付やコエバコの応援窓口として「OFUSE」を開設してみました。
もし「この台本良かったな」と思っていただけましたら、執筆の合間のコーヒー代をごちそうしていただけると、次の台本を書くものすごく大きな励みになります!
もちろん無料で楽しんでいただけるのが一番ですので、無理のない範囲で温かく見守っていただけたら嬉しいです。

この記事を書いた人

「コエバコ」管理人の伊織(いおり)です。 声劇が大好きで、みんなが気軽に遊べる台本置き場を作りました。 読みやすくて、演じていて楽しくなるような台本を目指して書いています。 練習用にも、配信の企画にも、自由に使ってくださいね。あなたの声で物語が完成するのを楽しみにしています。

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