こんにちはコエバコ管理人の伊織です。
今回は配信者さんやVTuberさんにぜひ挑戦してほしい、少し背筋がゾクッとする長編・1人用台本をご用意しました!
テーマは「配信の切り忘れ」。
表の明るい顔と裏のドス黒い執着心を演じ分ける、腕鳴らしにぴったりの作品です。
リスナーさんを震え上がらせるような、最高の「ホラー」をお届けしてみませんか?
作品情報
- 人数:1人(男女不問・一人称や語尾はアレンジOK)
- 時間:約10分
- ジャンル:ホラー・ミステリー(サイコホラー)
- あらすじ:今日も明るく配信を終えたライバー。しかしマイクを切り忘れており、特定のリスナーに対する異常な執着と狂気を孕んだ独り言が垂れ流しになってしまう。そして物語は、思いもよらない結末へ……。
登場人物
- 【ライバー】:表向きは明るくファン想いの人気配信者。裏では特定のリスナー(=これを聴いているあなた)に異常なまでの執着を抱いている。
本編
【ライバー】
(明るく、テンション高めの「よそゆきの声」で)
「はーい、というわけでね! 今日の配信はここまでになります!
いやー、今日もめちゃくちゃ楽しかった! みんな、たくさんコメントしてくれて本当にありがとうね!
スパチャ投げてくれたみんなも、本当に感謝です! 大切に活動資金にさせてもらうからねっ。
明日は……えーっと、夜の21時からゲーム配信の予定なので、お時間ある人はぜひぜひ遊びに来てください!
それじゃあ、今日も最後まで見てくれてありがとう! おつかれー! ばいばーい!」
(マウスをクリックする音)
(数秒の沈黙)
【ライバー】
(大きく背伸びをして)
「んーーーーっ……! はぁ……。」
(さっきまでの明るさが嘘のように、低く、気怠げな地声になる)
「……疲れたぁ。今日なんか変な荒らし湧いてたし、マジでだるかった……。
あー、喉渇いた。」
(ペットボトルの水を飲む音)
【ライバー】
(スマホを操作しながら、独り言をつぶやく)
「さてと……。君は、と。
んふふ、ちゃんと裏垢の方で呟いてる。『今日の配信も最高だった。癒された』って。
……当たり前じゃん。君が喜ぶような話題、わざわざ選んで話したんだから。君が昨日、Xで『最近仕事で理不尽なこと多くて凹む』って呟いてたから、励ますつもりで今日のセトリ組んだの。気づいてくれた?
あ、またリポストしてる。んふふ……可愛いなぁ、もう。」
(立ち上がり、少し歩く音。何かを手に取る)
【ライバー】
「あーあ……早く君に会いたいな。
この間、事務所宛に送ってくれたこのぬいぐるみ……君の家の匂いがする。柔軟剤かな? それとも香水?
(深く息を吸い込んで匂いを嗅ぐ)
……すぅぅぅぅぅぅ……はぁ……。いい匂い。君の匂い。
このぬいぐるみと一緒に寝てる君の写真、こっそり鍵垢に載せてたよね。瞳のハイライトに映ってた部屋の間取りで、どこのマンションか大体わかっちゃったよ。
最寄り駅、〇〇駅でしょ? いつも朝8時15分の電車に乗ってるよね。
知ってるよ、全部。君のことは、ぜーんぶ私が一番知ってるの。
だって私、君のこと……世界で一番、愛してるから。」
(マウスをカチカチとクリックする音)
【ライバー】
(少し不機嫌そうに)
「……ん? なにこれ。
ちょっと待って。なんで……なんで君、他の配信者のとこにコメント残してんの?
『初見です、声すごく好きです』……?
は? なにこれ。昨日の夜じゃん。私が配信休んでた時じゃん。」
(徐々に息が荒くなる。過呼吸気味に)
【ライバー】
「はっ……え? なんで? 私というものがありながら、なんで他の女(男)のところに行ってるの?
……あ、しかもフォローしてる。リプライまで送ってる。
『今度の配信も遊びに行きますね』……?
……ふざけんな。ふざけんな、ふざけんな、ふざけんな!!」
(ドンッ! と机を強く叩く音、または物を投げつける音)
【ライバー】
(泣き叫ぶように、感情を爆発させて)
「なんでだよぉっ!! 私だけを見ててって言ったじゃん!!
君が私の配信に来てくれるから、君がコメントしてくれるから! 私は毎日無理してでも配信してんのに!!
なんで他のやつのとこ行くの!? 私の声が好きだって言ったじゃん! 私が一番だって言ったじゃん!!
あいつのどこがいいの!? あんな猫撫で声で媚び売ってるだけのやつの!!」
(ハァ、ハァと荒い息を吐きながら、泣き笑いのような不気味な声で)
「あはは……あははははっ、ひっ、うぅっ……!
そっか、私が足りないんだ。私の愛が足りないから、君はよそ見しちゃうんだよね……?
ごめんね、ごめんね……。私、もっと頑張るから。君好みの服着て、君好みの髪型にして、君が嫌いなリスナーは全員ブロックするから!
だから……お願い、私を捨てないで……。
君がいないと、私、生きていけないの……。
……あ、そうだ。君の家、行こうかな。合鍵はないけど、出待ちくらいはできるし。
君の帰りを待ってて、それで……それで、無理矢理にでも私だけのものに……」
(唐突に、ピタッと泣き声が止む)
(数秒の不自然な沈黙)
【ライバー】
(スンッと無表情になり、氷のように冷たく、はっきりとした声で)
「……って、言うと思った?」
(ゆっくりと、マイクに近づく衣擦れの音)
【ライバー】
(マイクに囁くように、底知れぬ笑みを浮かべて)
「知ってるよ。
OBS(配信ソフト)、まだ切ってないことくらい。
全部わざとだよ。最初から、ちゃーんと計算してやってたの。
ねえ……今、どんな顔して画面見てるの?
『やばいものを聞いてしまった』って、顔面蒼白になってる?
それとも、手の震えが止まらなくて、ブラウザのタブを閉じることすらできないのかな?
コメント欄、見事にピタッと止まっちゃって。あはは、傑作。
さっき言ったこと、半分は嘘で……半分は本当だからね。
他の枠に行ってたこと、本気で怒ってるから。
次に浮気したら……本当に、何するか自分でもわかんないや。
だからさ……一生、私から逃げられないよ。
覚悟、しておいてね。」
(マイクに軽くキスをするような音、または不敵な笑い声)
【ライバー】
「それじゃあ……今度こそ、本当におやすみなさい。
愛してるよ、[リスナーの名前を呼ぶような間]。」
(マウスをクリックする音)
(ブツッというノイズと共に、完全に無音になる)
管理人のワンポイントアドバイス
お疲れ様でした! この台本、自分で書いておきながら少し鳥肌が立ってしまいました(笑)。
この作品の醍醐味は、なんと言っても「感情のジェットコースター」と「最後のメタ展開」です。
演じる際のポイントをいくつか紹介しますね!
【ライバー】役の方へ
- 0〜2分(表の顔)とにかく明るく、愛想良く!
いつものあなたの配信スタイルでOKです。「いい人で終わった」と思わせるのが第一歩です。 - 3〜6分(素の顔)配信を切った(フリをした)瞬間の「声のトーンダウン」が肝です。
地声に近い少し低めでアンニュイな声を作ってみてください。
ぬいぐるみ(匂い)のくだりは、本当に匂いを嗅ぐように息を吸い込むとリアルさが増します。 - 7〜8分(発狂)ここは喉を痛めないように注意! ただ大声で叫ぶのではなく、「過呼吸(ヒューヒューという息継ぎ)」や「泣き笑い」を混ぜることで、喉への負担を減らしつつ、精神的な不安定さを表現できます。
台パン音や物を投げる音(SEや机を叩く音)を入れると一気に臨場感が出ますよ! - 9〜10分(ネタばらし)ここが最大の魅せ場です。 直前まで泣き叫んでいた状態から、一瞬で「スンッ」と感情を無くしてください。
この「温度差」がリスナーに最大の恐怖を与えます。
最後はマイクに極限まで近づいて、耳元で囁くように(ASMR風に)演じてみてください。
★ここがポイント!
最後の「……って、言うと思った?」の間の取り方です!
泣き叫んだ後、数秒間しっかりと沈黙を作り、リスナーが「えっ、どうしたの?」と息を呑んだ瞬間に冷たい声でトドメを刺してください。あなたの配信者としての「演技力」で、リスナーさんを震え上がらせちゃいましょう!
利用規約
- この台本は、YouTube、配信アプリ(Spoon/IRIAM等)、音声投稿サイト等で無料でご自由にお使いいただけます。
- 使用時のご連絡は不要ですが、概要欄などに「サイト名:コエバコ(voice-scripts.com)」と記載していただけると嬉しいです。
- 商用利用、一人称や語尾の改変もOKですが、自作発言はお控えください。
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