【2人用/春】発車ベルと強がりな君。「東京に行っても、私のこと忘れないでね」【遠距離恋愛/シリアス/泣ける】

こんにちは、コエバコ管理人の伊織です。
春は出会いと別れの季節ですよね。
今回は進学や就職で離れ離れになってしまう、駅のホームでの「遠距離恋愛」をテーマにした台本です。
無理して笑う前半と本音が溢れる後半のギャップが演じどころ。
リスナーさんの涙腺を崩壊させちゃいましょう!

目次

作品情報

  • 人数:2人(男女想定ですが、アレンジ不問です)
  • 時間:約3分
  • ジャンル:恋愛・シリアス
  • あらすじ:春の駅のホーム。上京するハルキを見送るミオは、寂しさを隠してわざと明るく振る舞う。しかし電車の接近アナウンスが鳴った瞬間、抑えていた感情が溢れ出してしまい……。

登場人物

  • 【ハルキ】:春から東京へ行く。ミオのことが大好きだが、不器用で言葉にするのが少し苦手。
  • 【ミオ】:ハルキを見送りに来た。本当は寂しくてたまらないのに、心配させまいと明るく強がっている。

本編

(SE:駅のホームの雑踏、春の風の音)

【ミオ】
「あーあ、ついにこの日が来ちゃったね。ハルキ、ちゃんと忘れ物ない? 切符持った? スマホは?」

【ハルキ】
「大丈夫だって。さっきからそれ聞くの、もう3回目だよ。小学生のお使いじゃないんだからさ」

【ミオ】
「だってハルキ、抜けてるところあるから心配なんだもん。向こうに行っても、ちゃんと自炊するんだよ? 毎日コンビニ弁当とか絶対ダメだからね!」

【ハルキ】
「わかってるよ。ミオはお母さんか(笑)」

【ミオ】
「お母さんで結構ですー! ……あ、そうだ。東京に行っても、私のこと忘れないでね? 可愛い子がいっぱいいるからって、デレデレしちゃダメだよ」

【ハルキ】
「するわけないだろ。俺にはミオしかいないんだから」

【ミオ】
「ふふっ、言ったなー? 言質とりましたー」

(少しの沈黙。無理して繋いでいた会話の糸が途切れる)

【ハルキ】
「…………なぁ、ミオ」

【ミオ】
「…………ん?」

(SE:『まもなく、1番線に、東京行きがまいります。危ないですから、黄色い点字ブロックの内側までお下がりください』——電車の接近アナウンス)

【ハルキ】
「あ……電車、来るな」

【ミオ】
「……うん。来ちゃうね」

【ハルキ】
「それじゃあ……そろそろ行くわ。見送りに来てくれて、ありがとな」

(ハルキ、少し寂しそうに笑って背を向けようとする)

【ミオ】
(ハルキの袖をギュッと強く掴む)
「……っ!」

【ハルキ】
「ミオ……?」

【ミオ】
(声が震え出す)
「……やだ」

【ハルキ】
「え……?」

【ミオ】
「嫌だ……っ! やっぱり、行かないで……!」

【ハルキ】
「ミオ……泣いてるの……?」

【ミオ】
(堪えきれずに泣きじゃくる)
「だって……っ、寂しいよ……! 遠距離なんて絶対無理だよ……会いたい時に会えないなんて、耐えられない……! ごめん、笑って見送るって決めてたのに……っ、ごめんなさい……っ」

(SE:電車がホームに滑り込んでくる音)

【ハルキ】
(荷物を置いて、ミオを強く抱きしめる)
「……謝るなよ。俺だって、強がってただけだから。本当は、ずっとお前と一緒にいたい」

【ミオ】
「ハルキ……っ」

【ハルキ】
「今はまだ、自分の力だけじゃどうにもならないけど……絶対に迎えに来るから。俺が一人前になったら、絶対にお迎えに上がるから……それまで、待っててくれないか」

【ミオ】
(涙声で、でも嬉しそうに)
「……うんっ。待ってる……ずっと、待ってるからね……!」

(SE:発車ベルが鳴り響く)

【ハルキ】
「行ってくる」

【ミオ】
「……いってらっしゃい!」

(SE:電車のドアが閉まり、走り去っていく音。春の風が吹き抜ける)


管理人のワンポイントアドバイス

この台本を演じる際のコツをアドバイスします。

ハルキ役の方へ
前半はミオの強がりに付き合いつつも、自分自身も寂しさを隠している「不器用な優しさ」を意識してみてください。
後半ミオが泣き崩れた時は、少し戸惑いながらも彼女を安心させるように力強く、温かい声で包み込んであげてくださいね。

ミオ役の方へ
前半は「絶対に泣かない!」という決意を持って、少しテンション高めに早口で喋ってみましょう。
その分アナウンスが鳴って袖を掴む瞬間の「無音のタメ」が活きてきます。
後半の泣きゼリフは無理して我慢していた堤防が決壊するようなイメージで、感情を爆発させてOKです!

★ここがポイント!
この台本の一番の肝は「沈黙」と「SE(環境音)との呼吸」です!
中盤で会話が途切れる「少しの沈黙」は、お互いの本音が透けて見えそうになる重要な間(ま)です。
そして電車の接近アナウンスが鳴った時の「絶望感」や、発車ベルが鳴るまでの「タイムリミット感」を焦りや切なさとして表現してみてください。
音と演技がカチッとハマると、鳥肌モノのシーンになりますよ!


利用規約

  • この台本は、YouTube、配信アプリ(Spoon/IRIAM等)、音声投稿サイト等で無料でご自由にお使いいただけます。
  • 使用時のご連絡は不要ですが、概要欄などに「サイト名:コエバコ」と記載していただけると嬉しいです。
  • 商用利用、改変もOKですが、自作発言はお控えください。

他にも恋愛・ラブコメ系の台本をお探しの方はぜひこちらもチェックしてみてください!

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この記事を書いた人

「コエバコ」管理人の伊織(いおり)です。 声劇が大好きで、みんなが気軽に遊べる台本置き場を作りました。 読みやすくて、演じていて楽しくなるような台本を目指して書いています。 練習用にも、配信の企画にも、自由に使ってくださいね。あなたの声で物語が完成するのを楽しみにしています。

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