こんにちは、コエバコ管理人の伊織です。
今回は、あの日渡したチョコレートの「答え」が返ってくる、ホワイトデーの台本をお届けします。
設定は春ですが、甘酸っぱい青春の空気感をリスナーさんと共有したい時なら、時期を問わずいつでも楽しんでいただけるシチュエーションですよ。
舞台は、夕日が差し込む放課後の教室。 ぶっきらぼうに渡されたお返しに込められた、彼の本当の気持ちとは……?
この台本は、不器用な二人の初々しい恋の1ページを切り取った作品です。 リスナーさんに学生時代のピュアな気持ちを思い出してもらいたい時や少し照れくさいような甘い時間を届けたい時にぴったりです。
演じるお二人にとっても、キャラクターの素直になれない可愛らしさや思いが通じ合った瞬間の喜びなど、感情の揺れ動きを存分に楽しめる内容になっています。
ぜひ、あなただけの素敵な声で、リスナーさんの心をキュンとさせてみてくださいね!
作品情報
- 人数:2人(男女推奨、改変可)
- 時間:約3~4分
- ジャンル:恋愛・青春・日常
- あらすじ:ホワイトデーの放課後。呼び出されたヒロインは期待と不安を抱えながら彼を待っていた。彼が渡してきたお返しは予想以上に立派なもので…。
登場人物
- 【ミナト】:口数は少ないものの、根はとても優しく友達想いな男子高校生。普段からクールを装っているため、周りのクラスメイトからは落ち着いた大人っぽい性格だと思われている。しかし、実はユイのことが好きすぎて、彼女の前だと照れ隠しでつい素っ気ない態度をとってしまう不器用なツンデレ気質。バレンタインにユイから手作りクッキーをもらって以来、今日までのお返しをどうするかで頭がいっぱいだった。本当は誰よりも余裕がなく、内心いつもバクバクしている。
- 【ユイ】:ミナトにずっと片思いをしている、少し天然で心優しい女子高校生。普段は明るく友達も多いが、恋愛のことになると途端に心配性になってしまう。バレンタインに一生分の勇気を振り絞って手作りクッキーを渡したものの、彼からの明確なリアクションがなく、この1ヶ月間ずっと「迷惑だったかな」「義理チョコだと思われたかな」と不安な日々を過ごしていた。ミナトのぶっきらぼうな態度の裏にある不器用な優しさに惹かれている。
本編
【ユイ】
(モノローグ)
「3月14日、放課後。
窓から差し込む夕日が、やけに眩しい。
……ミナトくんに『放課後、残ってて』なんて言われたら、期待しちゃうに決まってるよね」
(教室のドアが開く音:ガララ)
【ミナト】
「……わりぃ。待たせた」
【ユイ】
「ううん、全然! 私も今、終わったところだし」
【ミナト】
「そっか。……なら、いいけど」
(少しの沈黙。気まずい空気が流れる)
【ミナト】
「……ほら、手」
【ユイ】
「え? あ、うん」
(カサッ、と紙袋を押し付ける音)
【ミナト】
「これ。……先月の、返し」
【ユイ】
「えっ……これ、私に?
開けてもいい?」
【ミナト】
「……ん」
(ガサゴソと袋を開ける音)
【ユイ】
「わぁ……! これ、駅前の有名なお店のマカロンだ!
すごい、限定の箱に入ってる……」
【ミナト】
「……まあ、たまたま通りかかったから」
【ユイ】
「ありがとう、すごく嬉しい!
でも……こんな高そうなの、もらっていいのかな?」
【ミナト】
「あ?」
【ユイ】
「だってこれ、すごく人気だし、高いよね?
私があげたの、手作りのクッキーだったのに……なんか悪いよ。
もしかして、みんなへの義理チョコのお返し、余っちゃったとか?」
【ミナト】
「……はぁ?」
【ユイ】
「えっ? ち、違うの?」
【ミナト】
「お前……鈍感すぎだろ。
義理への返しに、わざわざ並んでそんなもん買うわけねーだろ」
【ユイ】
「え……並んで、って……」
【ミナト】
「あーもう、うるさい! 言わせんなよ!」
(ミナト、大きくため息をつく)
【ミナト】
「……3倍返し、とか言うだろ」
【ユイ】
「うん……?」
【ミナト】
「正直、3倍じゃ全然足りねぇんだよ」
【ユイ】
「え?」
【ミナト】
「お前がくれたチョコ、すげー嬉しかった。
だから……中途半端なもん返したくなかったんだよ」
【ユイ】
「ミナトくん……」
【ミナト】
(少し照れて早口になる)
「マカロンの意味、知ってるか?」
【ユイ】
「意味? ううん、知らない」
【ミナト】
「……『特別な人』、だってさ」
【ユイ】
「……っ!」
【ミナト】
「だから、その……これからは、俺の恋人として隣にいてください」
【ユイ】
「……はいっ! 喜んで!」
【ミナト】
「……ったく。顔、赤すぎ」
【ユイ】
「ミナトくんだって、耳真っ赤だよ?」
【ミナト】
「……うるせー。ほら、帰るぞ」
(照れ隠しに歩き出すミナト)
【ユイ】
(モノローグ)
「ぶっきらぼうだけど、誰よりも優しい彼。
あの日渡したチョコの答えは、今までで一番甘い、とびきりのプレゼントでした」
管理人のワンポイントアドバイス
甘いですねー!
ニヤニヤしながら書いちゃいました(笑)。
この台本は、バレンタイン台本を演じた後の「続き」として演じるのもおすすめですよ。
ミナト役の方へ
前半は「ぶっきらぼう」を装っていますが、内心はバクバクです。プレゼントを渡す時の「ほら、手」というセリフは、目を見ずにそっぽを向きながら言うイメージで。ここで少しだけマイクから顔を外す(オフマイク気味にする)と、リアルな照れ隠しが表現しやすくなります。
後半、本音を漏らす「3倍じゃ全然足りねぇんだよ」からは、照れを捨てて、マイクに少し近づいて真っ直ぐ伝えてみてください。声のトーンも少しだけ低く落とすと、前半とのギャップが際立ちます。イヤホンで聴いているリスナーさんがドキッとするような、優しい距離感を意識してみてくださいね。
ユイ役の方へ
マカロンを見た時の「驚き」と、義理かも?と不安になる「戸惑い」、そして最後の「喜び」。この感情のジェットコースターを素直に表現してください。
特に中盤の不安になるシーンでは、言葉の端々を少しだけ弱めたり、息を飲むような「間」を入れると、切なさがリスナーさんに伝わりやすくなります。最後の「はいっ!喜んで!」は、今日一番の笑顔が見えるような、弾む声で。少しだけ口角を上げて発声する「笑声(えごえ)」のテクニックを使うと、声だけで満面の笑みを届けることができますよ。
★ここがポイント!
ミナトが「マカロンの意味」を伝える前の「……(間)」がこの台本で一番重要なポイントです。配信で沈黙ができると焦ってしまうかもしれませんが、ここでしっかりと3秒ほど溜めることで、その後のセリフの破壊力が増します。
SpoonやIRIAMなどの配信アプリで演じる際は、夕暮れの教室を連想させるような、ゆったりとしたアコースティックギターやピアノのフリーBGMを薄く流すのがおすすめです。マカロンの箱を開ける「ガサゴソ」という効果音(SE)を入れると、より臨場感が高まり、リスナーさんを物語の世界へ深く引き込む良いきっかけになるはずです。
配信者・動画クリエイター様向けの演出アイデア
音声配信アプリ(Spoon、IRIAMなど)やYouTube動画でこの台本を使用する際、リスナーさんをさらに引き込むための演出のヒントをまとめました。日々の配信や動画作りの参考にしてみてくださいね。
【おすすめのBGM】
夕暮れの放課後というシチュエーションなので、ノスタルジックで落ち着いた曲調がぴったりです。
- 楽器:アコースティックギターの静かなアルペジオ、またはゆっくりとしたテンポのピアノソロ
- 検索キーワードの例:「夕暮れ」「放課後」「少し切ない」「日常」
- ボリューム:キャラクターの息遣いや沈黙の「間」がしっかり際立つよう、BGMはあえて普段より小さめに設定するのがおすすめです。
【効果音(SE)を入れるタイミング】
要所に効果音を入れると、一気に臨場感が増してリスナーさんの没入感が高まります。
- ・冒頭の「ガララ」:教室の引き戸を開ける音。少し重みのある音を選ぶと、学校の雰囲気がよく出ます。
- ・中盤の「カサッ」「ガサゴソ」:紙袋を押し付ける音や、箱を開ける音。フリーのSE素材を使うのも良いですが、配信中にマイクの近くで実際に紙袋やビニールを少し揉んで「自作の効果音」を入れるのも、とてもリアルでおすすめの手法です。
【サムネイル作成のヒント】
配信や動画の「顔」となるサムネイル作りのアイデアです。
- ・おすすめの配色:夕焼けをイメージした「オレンジ〜アンバー」を背景のベースにします。ホワイトデーらしさを出すために、文字は「白」や「パステルカラー」を使って縁取ると、視認性が高く可愛らしい印象にまとまります。
- ・おすすめのキャッチコピー:「ツンデレ男子×片思い女子」「あの日貰ったチョコの答え」「3倍じゃ全然足りない」など、台本の中の印象的なフレーズを大きめに配置してみてください。スクロールしているリスナーさんの興味を惹きつけやすくなります。
利用規約
- この台本は、YouTube、配信アプリ(Spoon/IRIAM等)、音声投稿サイト等で無料でご自由にお使いいただけます。
- 使用時のご連絡は不要ですが、概要欄などに「サイト名:コエバコ」と記載していただけると嬉しいです。
- 商用利用、改変もOKですが、自作発言はお控えください。


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